まだまだ子供だと思っていたんですけどね、最近は長女小4年生の成長が目覚ましいです。
身長もグングン伸びて、ついには、足のサイズが変わらなくあってきた・・・
身長もそのうちすぐにぬかされてしまいそう・・・・(;’∀’)汗
先日、突然、長女が「セイシってなに?」と聞いてきたので、ぜんぜん答えを準備してなかったので、めっちゃたじろいでしまいました・・・
聞いた相手は目の前にいた夫でしたが、どうやらその日、学校で性教育の授業があったようで、疑問に思って男性でもある、夫に聞いたようでした。
性教育って、自分では親から教わったこともないし、親が何を教えればいいのかな・・・って思うところもあるんですけど、自分でも感じてはいますが、学校での性教育の時間って、すごく少ないですよね。
さらには性描写(セックスやどうやって子供ができるのか等)がある内容についてはほとんど教えないですよね。
でも、知らないでたまたま得た情報から、興味半分で試してしまったり・・・なんてことが起こるかもしれないと思うと、やっぱり学校にばかり任せてられないなと思うのと、知らないからこそ、大人になってからも色々悩むこともあるんじゃないか・・・と思うことがありまして、
今日は、『子供の性教育』について考えていきたいのと、先日、子供の性教育について座学を受けてきたので、そちらもシェアできたらなぁ~と思っています!
良かったらお付き合いしてくださると嬉しいです!
日本の性教育の現状
SHELLYさんと考える「日本の性教育が遅れている理由」という記事がありまして、
そちらで、3歳と1歳の女の子のお母さんであるSHELLY(シェリー)さんと、性教育アドバイザー・のじまなみさん、ヨーロッパ各国の性教育事情に明るいSowledge代表・鶴田七瀬さんの対談内容が書かれていたのでシェアします。
のじま:日本では学習指導要領のなかに「歯止め規定」があり、セックスなど妊娠に関わる言葉をほぼ扱いません。また、習うのは4年生の授業で1~3時間というのが現状。時間も内容も圧倒的に薄いんです。ただ現場の先生たちは、現代の事情に合っていないと大変危機感を持っています。
中略
のじま:2、3歳の子がYouTubeでアニメを見ているつもりが、エルサゲート(YouTubeなどでアニメなどと思ってクリックすると、アダルトや暴力シーンなど不適切な動画に行き着く状況を指す造語)で簡単にAVに辿り着いてしまう世の中。性教育は本当は未就学のうちから始めたいですよね。
SHELLY:うちは2歳半くらいからプライベートゾーンを教えています。性犯罪は決して遠い話題ではなく、小児性愛者は、子供にとって身近な生活圏にいてもおかしくない。疑えという話ではなく、2、3歳から、自分の体は自分のものだとわからせてあげないとと思って。
のじま 私は水着ゾーンと呼んでいますが、水着で隠れる部分と口は、誰にも見せても触らせてもいけないと、小さいときから教えることが大切。平成30年度の警察白書によると、13歳未満の子供が被害者となった性犯罪の認知件数は、年間1000件を上回りますが、実数の1割にも満たないのではと感じています。
先日の子供の性教育の座学でも、プライベートゾーンについては小さいうちからちゃんと教えておくのが大切と教わってきました。
水着で隠れる部分と口は、誰にも見せても触らせてもいけない
実は座学を教えてくれた講師のM先生(私の友達)も同じことを言ってました。
さらには、小さい時のエピソードを話してくれて、「そういえば、小さい時に公園でおじさんに話しかけられたんだけど、砂場で遊んでいたところ、そこで靴下履き替えたら汚れるよ~~って、抱っこしてベンチに運ばれたんだけど、その時、なんか股間部分を持たれていた」と。
今でこそ、親や大人が一緒に公園にいることが多いですが、大人の目の届かない時に、こういうことって起こり得るな・・・って普通に思ってしまいました。
鶴田 日本並みに治安がいいデンマークやフィンランドでも、「プライベートゾーンについて」「NOという意思表明をする」「子供が生まれる仕組みを話す」という3点を未就学期に教えられていることが多いです。特にデンマークのタブー感のなさがすごくて、高校生のときには授業でAVを見てディスカッションしたり、性を楽しむというレベルまで達していて。日本ではアダルトグッズの話は大人でもできないですよね。
のじま ヨーロッパでは、『みんなのうた』のノリで女性器と男性器の歌が流れていました。日本だと旦那さんに気をつかってトイレにサニタリーボックスを置けなかったり、AV育ちの大学生の男の子がレイプを武勇伝のように語ることが現実に起きている。正しい教育が必要です。
鶴田 海外も、学校での性教育を親がすんなり受け入れたわけではなくて。イギリスは移民が多い国なので、宗教観によっては嫌がる親もいます。でもイギリスでもフィンランドでも先生が親にまず性教育について説明し、反対があればディスカッションしていました。
のじま 日本では現状、子供がいつ性教育の授業を受けるかはわからないですね。教科書にセックスについて書いていないから、モヤモヤした子供は親が知らないうちにインターネット先生に頼り、AVに行き着く。それに、妊娠が低年齢化しているといわれていて、それも真面目な普通の子だったりする。身長150cm体重40kgが初潮の目安といわれており、早い子は10歳で生理がくるので、待ってはいられないんです。
「プライベートゾーンについて」「NOという意思表明をする」「子供が生まれる仕組みを話す」という3点を未就学期に教えられていることが多いです。”
なんと、未就学児の時に教えられてるとは・・・・(;’∀’)汗どんだけ日本の性教育って遅れてるんだろうとそう思わざるをえないです。
さらには、
旦那さんに気をつかってトイレにサニタリーボックスを置けなかったり、AV育ちの大学生の男の子がレイプを武勇伝のように語ることが現実に起きている。
ひそかに、これも問題だと思っていました。女性の『生理』なんてまさに自然なことでだから隠す必要なんてないのに。。。ですよね。
子供の性教育の座学でも言ってましたが、性のことを語ることをタブーではない。性教育をするにあたってまず、『性』のことを語ることは別にはずかしいことでもない、いけないことでもない、このことを育てていかないとなと思いました。
”AV育ちの大学生の男の子がレイプを武勇伝のように語る”
についても、ホントにこれも女子からしたら大迷惑な話ですよね。
簡単にポルノの画像が手に入ることで、これがセックスなのか・・・とそう思い込んでいる男子も多いです。でも、それで学んできたのがだから致し方ないといえば、そうなのです。だからこその正しい性教育なんだろうな、とこの記事を読んでも座学を通しても思ったことです。
日本って、性教育に関しては後進国なのに、ポルノ界では先進国なんだそうです。
ホントにね、男の子にこそ、しっかり性教育をしてあげたい、これは別の理由からも座学で思ったので、後程、書きますけれど・・・
性犯罪被害のリスクは、実は男女で同じ!?
のじま :『変質者の罠から子どもを守る法』(キャロル・S. コープ他著)によると小児性愛の性犯罪者1人が生涯のうちにいたずらする数は、200人以上というデータがあり、男女のリスクは同じ。しかも加害者が身近な場合も多く、勇気を出して親に言っても「あの人がそんなことするわけない」と否定してしまったり…。子供はもう二度と言えず、その後、精通や生理がきたときにパンツを隠したりする。
シェリー :もっと辛いことがあったときも親に言えなくなってしまうと思う。男の子って、ペニスをふざけて見せたりしているから、大人に触られても被害者意識を持っていない子が多いと聞きました。
のじま :『アナと雪の女王』のハンスのように、いい人に見えても悪い人だっているんだよと伝えないと。それが、いざというときに身を守るセンサーになる。
シェリー :でも保育園でもカンチョウしたり、キスしたり、遊びの延長でやっていますよね。
のじま:ママは子供かわいさのあまり「いいじゃんキスくらい」と思う場合も。ママの胸を普段から揉んでいるから、先生のも揉んでしまう、これは「うっかり加害者」。性教育は被害者にも加害者にもさせないための教育です。
シェリー:うちは「No means No」で、嫌よ嫌よも好きのうちじゃない、やめてと言ったらすぐやめることを厳しく教えています。3歳半の長女が1歳半の次女を抱っこしようとしたとき、「やーよ!」と言われたらやめようと。徹底していれば、うっかり加害者にならずに済むと思うし、性的同意の話にもつながるはず。あと大人ってよく子供をくすぐって、嫌だと言ってもやり続けることにモヤモヤして。笑っているからかわいいけど、相手が1歳だろうが35歳だろうが、嫌だと言ったらやめてあげる。やり続けるのはいじめでもセクハラでもパワハラでもあります。小さなことかもしれないけど、NOを尊重してあげることで、私のNOは効果があるんだと自信をつけられると思うんです。
のじま:そうして育てば、NOを受け入れやすくなりますね。大きくなってセックスを拒否されても、「自分が拒否された」ではなく「今日はしたくないんだ」と受け入れられる。
鶴田:私もこちょこちょよくしちゃうけど、気をつけよう。
シェリー:もう一回と言われたらやればいいと思う。「お顔見て、嫌そうな顔してたらやめて」とも教えています。年齢や性格によって、あと障害がある子は嫌だと思ってても言えないことがあるから。顔色を見るというのも大事なコミュニケーションツールだし、日本人が得意なことですよね。
鶴田 「性的同意」も、言葉が堅いですよね。日本は性教育に関しての語彙が少ないなと感じます。性的同意の話をするのはヨーロッパでも高学年だけど、そこまでコミュニケーションを積み重ねていて、差を感じています。
たとえばデンマークでは、5歳の子供同士が喧嘩しても、大人が介入せずディスカッションで妥協点を探すように導く。性教育はコミュニケーションの教育でもあるので、こうした土台があるとすんなり入っていくし、特別なものと思われないんだとわかりました。相手を大切にする、尊重するということは徹底しています。
スミマセン・・・・ 今日はここまで。次へ続きます。